前立せん肥大治療の対症療法
前立せん肥大の症状を発症した場合、どのような名医にかかったとしても根治は難しいと言われていますし、前立せん肥大の原因はホルモンバランスの変化にあると言われており、加齢などによって崩れたホルモンバランスが前立せんに働きかけ、肥大化を進めてしまうことで前立せん肥大が発症するのですが、老化現象によって引き起こされるものですから、老化現象自体をとめることは出来ず、根治が難しい症状なのです。
前立せん肥大の症状は根治が難しいため、薬物による対症療法が一般的な治療法になりますが、外科的治療を行うケースもありますが、全体の20％程度に留まっており、大半の前立せん肥大患者は薬物による対症療法を行う事になります。
前立せん肥大治療の対症療法として利用されている治療薬でよく知られているのは、α1遮断薬を使って前立せんの肥大を抑制するものになりますが、前立せん肥大自体を治療する効果はあまり見られませんが、進行を抑制する働きがあり、あくまでも前立せん肥大の対象療法として処方されることになり、他に前立せん肥大の薬としては男性ホルモン抑制剤などがありますが、こちらは男性機能障害や性欲減退などの副作用が強いため、一般的にはα1遮断薬を処方されることが多くなっています。
前立せん肥大の症状を抑制する薬物による対症療法が出来ても、治療を行う事は難しく、食事療法などを併用して症状の改善を図ることも前立せん肥大の対症療法に必要なものですので、ホルモンバランスの変化を整えるために食生活の改善が必要で、肉などの欧米風の食事から野菜と魚を中心にした和食に切り替えることで、体内のホルモンバランスはある程度の改善を見ることが出来ます。
前立せん肥大の症状は一度発症してしまえば、生涯付き合っていくことになる病気ですから、出来るだけ普段の生活で症状を抑える方法を考えることが大切で、どうしても症状が抑えられなかった場合には手術治療などで前立せん肥大を治療することも検討することをおすすめしますが、手術をしても前立せん肥大自体が抑えられるわけではありませんし、完全に前立せん肥大の症状が治まると言うわけでもないのです。