前立せん肥大の症状と排尿
前立せん肥大の症状には、年を取ってトイレが近くなったと感じている方もいますが、トイレが近くなったのは単純に年齢を重ねただけの問題ではなく、老化の一つとしての筋力の低下による頻尿や尿漏れと言う可能性は否定できませんが、それらを引き起こす病気で前立せん肥大という症状です。
前立せん肥大の症状と排尿は非常に密接な関係にあり、症状が進むほどに排尿障害を引き起こし、前立せん肥大の症状は、排尿症状、蓄尿症状、排尿後症状と大きく分けて3種に分類されますが、いずれも排尿に関しての症状になりますので、排尿に問題を感じることがあれば、前立せん肥大の可能性を考える必要があります。
前立せん肥大の症状で、排尿症状といわれるものには排尿が困難な状態がありますが、尿が出にくい、尿切れが悪い、必要以上に力まなければ排尿が出来ない、尿が分かれるというのも排尿症状の一つです。
前立せん肥大の症状の蓄尿症状は主に頻尿を指していいますが、頻尿に関しては、個々人の差があるため、厳密にこれが頻尿と言うことはできませんが、概ね、一日辺り8回程度の回数で尿意を催す場合には頻尿の可能性があります。
前立せん肥大の症状の排尿後症状では、いわゆる残尿感や尿漏れなどがありますが、排尿したにも関わらず、何故かスッキリとしない、尿が残っている気がしてムズムズする、出終わったと思って下着をつけたらタラタラと漏れてしまった、等はこれら全てが排尿後症状になります。
前立せん肥大の症状の蓄尿症状や排尿後症状に心当たりがある場合、前立せん肥大の症状の可能性がありますが、前立せん肥大の症状は下半身の悩みですから、気恥ずかしさから病院へ行くことを戸惑う方も多くいますが、前立せん肥大が進めば膀胱や尿道が圧迫されることになり、十分に排尿を行なう事が出来なくなり、結果として、膀胱炎や他の病気の温床になり、場合によっては命に関わることにもなりますので、トイレが近くなったくらい、どうと言うことはないと考えるのではなく、その先にある病気の予防のためにもしっかりと診察を受け、治療を受けることが必要です。