前立せん肥大治療のレーザー療法
前立せん肥大の症状の手術は現在、内視鏡による手術が主流なのは、出血も少なく、患者の体にかかる負担も軽微であり、手術にかかる時間も大幅に短縮されるため、内視鏡の手術を行なって肥大化した前立せんの切除を行なう手術が一般的なのは、薬物治療などで効果が見られず、症状を緩和させたいと言う方に向いている治療で、中度、重度の前立せん肥大患者に有効な方法になります。
前立せん肥大の内視鏡手術で使われるのがレーザー療法で、内視鏡で患部を観察しながら肥大化した前立せんをレーザーで焼きながら凝固壊死させ、焼かれた前立せんは細かくなっており、排尿時に尿と一緒に排泄されることになり、手術にかかる時間はおよそ60分から90分程度であり、非常に短時間で前立せん肥大の治療を行なう事が出来るからです。
前立せん肥大治療のレーザー療法はいくつかの種類があり、VLAP、TULIP、Ho-LEP、ILCPなどがありますが、これらは術式の種類になっており、VLAPが経尿道的直下レーザー前立せん切除術、TULIPが経尿道的超音波ガイド下前立腺切除術、Ho-LEPがホルミウムレーザー前立腺摘出術、ILCPが前立腺組織内レーザー凝固法となっていて、レーザーを用いた内視鏡手術で、症状などによって使い分けられることになります。
前立せん肥大治療のレーザー療法は現在主流になっている内視鏡による治療ですが、即効性が高く、負担も少ないため、多くの方が利用する治療法になりますが、リスクも少なく短時間で行なう事が出来る反面、根治は難しく、再発の可能性が高いと言うのがリスクでもあります。
前立せん肥大の症状自体は年々進行する病気ですので、一部を切除することで前立せん肥大の進行が止まると言うことはないため、定期的にレーザー治療で前立せん肥大を切除する必要性が出てくる可能性がある事がレーザー療法のデメリットでもありますが、少なからず入院措置が必要になる治療法でもありますので、レーザー療法を受ける際には十分にそのメリット・デメリットについて説明を受ける必要があります。